「たばこ」の行方

昨今では、その「受動喫煙」が問題となり、公の場での喫煙所や、喫煙可能な施設や店舗が、大規模に減少し始めている日本社会ですが、「たばこ」の存在は、マヤ文明時代から、人類の歴史とともにその足跡を辿る事ができるようですので、人々と「たばこ」の関連性には、何か根深いものがありそうです。これだけ身体に良くないものだと、誰もが知っているにも関わらず、「喫煙者」は、喫煙できる喜びから離れようとしないのですから、その味はさぞかし、至福を呼び起こすのであろうと考えています。最近は、「電子たばこ」などの登場で、「アロマたばこ」などの趣向の変わった「たばこ」が出回っています。中国などには、「高級たばこ」などとして、「漢方入りのたばこ」ですとか、生薬の「冬虫夏草入りのたばこ」なども販売されていると聞くので、いったいどういう人々がどのような考えも持って購入していくのかと、思い悩んでしまうような商品もあります。かなり以前にはなりますが、昭和の時代の子どもたちは、本物そっくりの「チョコレートのたばこ」や、「パイプの形をしたお菓子」を、口元にくわえながら草っぱらで、走り周るような風景もありましたが、最近はそのような大人の行いを真似た、子どものお菓子もスーパーでは、めっきりみかけなくなりました。私自身は、受動喫煙には、散々苦心していたので、喫煙者が減る事に、胸を撫で下ろしている気分ですが、何か街の風景に物足りなさのような哀愁不足を感じております。

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