前を向く勇気とともに「復興を願う心」

復興

日本は、これまでにも数多くの大地震が歴史の中に刻まれる島国であります。1995年には阪神淡路大震災、2011年の東日本大震災、2016年には熊本地震といったような自然災害が発生したことは、皆さんのご記憶にも新しいのではないでしょうか。このような大震災の中で、避難生活を経験された方々のお話を紐解いていきますと、どんな困難な中でも常に前を向くといったような気持ちのあり方がとても大切であるというような数々の声をみつけることができます。新型感染症の流行などにより、自粛生活やテレワークなどの生活や環境の変化から、心の不安を抱えている人々が多いなどといったようなメディア情報もあります。多くの人々が不安定な生活環境の中で、自分自身を失ってしまうことから前向きな考えを持つことを忘れがちになることもあるかもしれませんが、歴史を振り返ると、これまでに日本は数多くの天災の記録があり、その都度、人々は常に前を向き復興に向かう前進する姿をみせています。どんな過酷な状況においても、人々には前を向く力があるということを、これからも忘れずに、いかなる困難も乗り越えていきたいものです。1995年阪神淡路大震災、2011年東日本大震災、2016年熊本地震の震災の記録などを目に焼き付けておりますと、それぞれの瓦礫のなかには、尊い命や人々がそこに築き上げてきた記憶があったはずなのです。被災された方々は、大切な思い出とともに生活や家族を失った方々もおります。どんな時も前を向くことは難しいかもしれませんが、どのような状況に遭遇しようとも、前を向くことを忘れない人々が歴史のなかでいたことを忘れたくはないと考えます。このような自国の復興の歴史を忘れないようにと、2020年6月より特別公開・第2段となった熊本城の姿を収めた写真を額縁に入れ、自宅の玄関に飾ることにいたしました。どのような状況に遭遇しても、人々には復興の力があることを写真から勇気をいただいております。